消費者の心を動かす!動画制作におけるストーリーの作り方

こんにちは。ストーリープランナーの村上です。

私たちは、共感を生む動画を企画〜制作するために、
ストーリー設計力を身に付けられるよう日々ノウハウを蓄積しております。

今回は、動画制作においてストーリーが重要な理由や作り方・ポイントなどについて説明していきます。

 

【目次】
1. なぜ「ストーリー」が重要なのか?
2. ストーリーを作る前に整理すべきこと
3. ストーリーの作り方
4. まとめ

1. なぜ「ストーリー」が重要なのか?

企業が商品やサービスをPRするために「動画」を活用することが、当たり前の時代になってきました。
しかし、物や情報が豊かな現代、商品の特徴や機能的な価値をただ発信しているだけでは、視聴者は退屈に感じてしまいます。

そこで、消費者の興味を惹き、心を動かすために必要となってくるのが「ストーリー」です。

その商品を手に取ったらどんな体験ができるのか、ということや
商品が生まれた背景、企業側の「想い」などをストーリーで描くことで、
モノ自体に深みが出て価値を高めることができます。

実際に、2009年にアメリカで行われた実験では、
バックストーリーを加えた99セントの馬の置物をオークションに出品したところ、
金額が63倍の62.95ドルに跳ね上がった、という結果まで出ています。

これからの時代、商品やサービスの価値を伝えるために「ストーリー」は必須。
では、どうすればストーリー性がある動画を作ることができるのでしょうか?

2.ストーリーを作る前に整理すべきこと

まず、ストーリーの作成に入る前にやるべきことについて説明していきます。

1. 目的・ターゲットを明確にする

まずは、「商品のPRをしたい」「企業のイメージアップを図りたい」など
動画を制作する目的とターゲットを明確にしましょう。
この二つが定まっていないと、ストーリーの制作途中で軸が定まらずブレてしまいます。

2. 訴求ポイントを整理する

次に決めることは、何を訴求するかです。
そのために、自社のプロモーションの課題を整理することが大切です。
「認知拡大」や「興味・関心」、「購入・申し込み」など、どこのフェーズが課題なのかはっきりすると、
それに対して的確に訴求していくことができます。

 

3. どのような物語で伝えるか整理する

目的、ターゲット、訴求ポイントが確定したら、どのような物語で伝えていくのか
大枠を整理していきましょう。

このときに大切なことは、ターゲットに共感してもらえるような物語に設計していくことです。
そのために、「ターゲットが抱えている悩みや課題」を洗い出し、共感されるポイントを分析しましょう。
その上でストーリーの概要・登場人物を決めていくことで、ターゲットの心を動かす物語を制作することができます。

3.ストーリーの作り方

ここまで整理ができたら、いよいよストーリーを作っていきます!

1. プロットの作成

ストーリーを作る際は、主人公の動機や出来事、何の物語か分かるような軸を作ることが大事です。
その軸となるのが、「プロット」という物語の流れです。

下記の3つの順番に沿ってプロットを考えます。

①セットアップパート
まず主人公が何をする物語なのか、ストーリーの輪郭をつくる。
読者が物語の世界観に感情移入しやすいように「いつ」「誰が」「どこで」を明確にする。

解決パート
主人公がどうなったのか、物語の結末を決める。
最終的に視聴者にどういう感情で見てもらいたいのか、というところまで考える。

③展開・葛藤パート
主人公がクライマックスへ向かう動機から逆算して、障害を作る。
達成する条件を具体的に描き、どんどんアイデアを広げる。

視聴者は3つのポイントに沿って、下記のようにテンションが変動していきます。

これは一例ですが、ほとんどの映画やドラマもこのような浮き沈みがあり、
視聴者を飽きさせないようシナリオが考えられています。

2. 演出・リアクションを付け加える

プロットが完成したら、演出や登場人物のリアクションなどを考えていきましょう。
例えば、不吉な出来事が起きる前に「茶碗が割れる」というシーンを付け加えるだけで、
その後の出来事がより印象的になります。
このように、演出や登場人物のリアクションを細部にわたりこだわっていくことで、
さらに魅力的なストーリーに仕上げることができます。

4. まとめ

ストーリー性がある動画を制作するためには、今回ご紹介したように
まずは自社の課題を整理してからストーリーを作成していくことがとても重要です。

弊社では、訴求点をすり合わせるため独自のチャートを使用し、
クライアント様の課題を整理してから動画を制作しています。
そうすることで、訴求力の高い動画に仕上がります!

実際に過去に制作した動画の効果や、弊社専属の脚本家「ストーリープランナー」について
こちらの記事で紹介していますので、興味がある方はぜひご覧ください。

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